
Nothing Ear (2) レビュー | ANC完全ワイヤレスイヤホンの決定版!




ルイログをご覧いただきありがとうございます。最高のリスニング体験を手にしたR.U.Iです。
え、何のことだって?
出会ってしまったんです。
現行で最強なのではと感じられる TWS 完全ワイヤレスイヤホンに。
その名も Nothing Ear (2) 。
なんと言ってもハイスペックでかつバランスが良く、格好良い TWS完全ワイヤレスイヤホンです。
Nothing Ear (2) の特徴
- ロンドンを拠点にするNothingから発売された新作TWS完全ワイヤレスイヤホン。
- パーソナライズされたクリアで優れた音質でより良い高品質なリスニング体験ができる。
- 3つのマイクとAIノイズ提言アルゴリズムで通話品質を向上。
- 最高峰のアクティブノイズキャンセリング性能で、さらに3段階に調整可能かつ自動調整機能まで備えている。
- 外部音取り込み機能あり。
- イヤホンはIP54規格、充電ケースはIP55規格の防水設計。
- ケース充電はワイヤレスQi充電とUSB-C有線充電。
- デュアル接続(マルチポイント)可能。
- Nothing X アプリで細かいセッティングが可能。
Nothing Ear (2)


メリット
- クリアで迫力のある良音質。
- アプリで聴力検査もでき、パーソナライズされた音質で楽しめる。
- イヤホンの操作がタッチ式ではなくプレス式。
- デュアル接続(マルチポイント)機能搭載。
- イヤホンの操作方法を自分好みに変更できる。
- 最高峰のノイキャン性能。
- ワイヤレスQi充電(最大2.5W)も可能なケース。
- ケースもイヤホンもデザインがスケルトンデザインで格好良い。
- 付け心地良好。
デメリット
- バッテリーライフはANCオンの状態でケース使用時最大 22.5 時間、イヤホンのみでは 4 時間と少々心許ない。
- 外部音取り込み機能利用時、自分の声はこもった感じになる。
デメリットとして気になる点は 2つほどありましたが、今のところ最高峰と言えるTWS完全ワイヤレスイヤホンだと感じました。
ロックな音質に特化したハードな音質を楽しめるイヤホンや、AirPods Pro のように超バランス型で音質はそこまで。 なんていうTWS 完全ワイヤレスイヤホンを使ってきましたが、Nothing Ear (2) は利用するメリットが私の中で最も多かったです。
以下では Nothing Ear (2) についてもう少し詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
現在は本記事で紹介している Ear (2) の (2) がとれた Ear となりスペックが向上しています!
もくじ
Nothing Ear (2) とは


Nothing は今までに Nothing Ear (1) や Ear (stick) などをリリースされており、全世界で 1,000,000 台以上を販売。
Nothing Ear (2) は Nothing Ear (1) を大きく凌駕するスペックを有した、新作の TWS 完全ワイヤレスイヤホンです。
スペック、技術仕様
製品名 | Nothing Ear (2) |
アクティブノイズキャンセリング | あり (ADAPTIVE ANC の使用で最大 40 db) |
フィット | インイヤー式 |
バッテリー | イヤホン: 一度の充電で最大 6 時間再生可能 ケースを含めた合計: 最大 36 時間 高速充電: 10 分の充電で 1.25 時間 (ANC オンの場合) または 1.8 時間 (ANC オフの場合) 再生可能 |
ドライバー | 11.6 mm ドライバー |
マイク | 各イヤホンに 3 個 |
コントロール | プレス コントロール |
オーディオ機能 | 3 デシベル高ノイズ除去機能を備えた、進化した CLEAR VOICE TECHNOLOGY デュアル接続 LHDC 5.0 による 24BIT ハイレゾ オーディオ パーソナル サウンド プロファイル |
NOTHING X(アプリ) | イコライザー設定のフルカスタマイズ ジェスチャーコントロールのカスタマイズ イヤホンを探す イヤーチップのフィット試験 PHONE (1) の低遅延モード イヤホン装着の検出 |
防水性と耐汗性 | IP54 イヤホン / IP55 ケース |
ワイヤレス充電 | あり、最大 2.5W の Qi 認定済み |
寸法 | サイズ: イヤホン (1 個あたり) 高さ: 29.4 mm 幅: 21.5 mm 厚さ: 23.5 mm ケース 高さ: 55.5 mm 幅: 55.5 mm 厚さ: 22 mm 重量: イヤホン (1 個あたり): 4.5 g ケース: 51.9 g |
価格 | ¥22,800 |
Nothing Ear (2) の外観をレビュー






パッケージからめちゃくちゃ格好良い Nothing Ear (2) 。
パッケージの開封は真ん中を切り取る形でちょっと勿体無い気持ちも湧いてくる方法でした。


パッケージを開封するとこんな感じで側は上と下に別れます。


Nothing Ear (2) のパッケージ内容
- Nothing Ear (2) 充電ケースとイヤホン本体
- 交換用イヤーチップ S / L(本体にはMが装着済み)
- USB Type-C to C ケーブル
- ユーザーガイド、安全情報と保証情報冊子


Nothing Ear (2) 。
この透明なケースは充電ケースになっており、この状態で持ち歩きます。
格好良い。


ケースをぱかっと開けるとこんな感じ。
非常に快適な開閉感。
イヤホンは磁石でくっついています。
イヤホンをしまうときもパチっとくっつくので、取り出しやすくしまいやすい。
それでいてふいに落ちてしまう心配も磁石でくっついているためありません。
蓋を開けても格好良い。


左イヤホンを取り出し。
透明で中が見えるスケルトンデザインってなんでこう男心をくすぐるんだろう。


ケースは蓋を閉めているときにイヤホンの固定を助けるくぼみになるのかなと思う箇所があり、持ち手としても活用できます。
そしてここは向かって右側側面となるのだけれど、ボタン長押しで Bluetooth接続モードになるボタンと、USB Type-C ポートがあります。
2.5W のワイヤレス Qi 充電もできますが、付属の USB Type-C to C ケーブルで有線充電も可能です。
Nothing Ear (2) の使用レビュー、使ってみた感想


次に実際に使ってみた感想として、使用感をレビューします。
正直に言って、バッテリー性能と外部音取り込み機能以外 AirPods Pro を超える超優秀な TWS 完全ワイヤレスイヤホンだと感じます。
以下では使ってみた感想や気になる点、めちゃくちゃ良い!と感じた理由を説明していきます。
Nothing X アプリの使用感


Nothing Ear (2) は Nothing X という公式アプリから細かい設定が可能です。
そのため、使い始めはまずアプリをインストールしましょう。
スクロールできます
















Nothing Ear (2) ワイヤレスイヤホン自体はもちろん良い製品なのだけれど、この Nothing X アプリもかなり高性能で Nothing Ear (2) をより使いやすく、より自分にとって素敵なイヤホンに昇華してくれるアプリとなっていました。
操作がタッチ式ではなくプレス式
AirPods Pro 以外のイヤホンでは基本的にタッチ式のコントロールでした。(私が知らないだけだったらごめんね)
タッチ式のイヤホンはたまに誤操作してしまうことがあったり、誤操作しないデザインになっていてもやっぱりプレス式の方が感覚的に使いやすいというのが私の見解。
もちろんタッチ式でも別にいいんだけど、同じクォリティのイヤホンでタッチ式とプレス式があるなら、間違いなくプレス式を選びます。
で、 Nothing Ear (2) はプレス式のコントロールを実装しています。
しかもそのプレス感も良好で、操作方法も充実。
こりゃイイぞ。
イヤホンの操作方法を自分好みに変更できる


「今どきのハイスペックイヤホンは、操作方法も自分で変えられるんだよ?」
と当たり前かのように、イヤホンの左・右、どちらも個別に設定が変更できました。
1度押しの再生 / 一時停止だけカスタマイズ不可となっています。
私はひとまず「左イヤホンの2度押して長押し:ボリュームダウン」「右イヤホンの2度押して長押し:ボリュームアップ」を設定しました。
自分好みに調整できるのは大変ありがたい機能です。
デュアル接続(マルチポイント)機能も搭載


Nothing Ear (2) ではデュアル接続という名前ですが、いわゆるマルチポイント機能も使えます。
初期設定では OFF になっているので、利用したい方は Nothing X アプリからデュアル接続を有効へ。
デュアル接続(マルチポイント)機能というのは、1つのワイヤレスイヤホンを複数の Bluetooth デバイスに接続しておき、再生した方のデバイスで自動的に音声が再生されるという機能。
Nothing Ear (2) のデュアル接続では 2台のデバイスと接続しておくことができます。
2台のデバイスと接続状態にしておき、片方で再生中もう片方のデバイスは待機状態。
2台のデバイスに接続している状態を保っているためバッテリーは余分に食ってしまうようです。
Nothing X アプリでデュアル接続を有効にする際注意されました。
また、デュアル接続の画面でも「この機能は、バッテリの劣化を早めます。」と記載があります。
と言ってもやはり人によってはかなり便利な機能なので利便性を感じた方は利用しましょう。
PCとスマホに接続しておいて、PCで音楽をかけているときにスマホに着信があったときとか、自動で切り替えて使える。
みたいな使い方ですね。
逆もしかり。
デュアル接続機能を無効にしている場合は手動で切り替える必要があるので注意です。
ペアリング自体は制限なくしておけるようなので、使うときに使いたいデバイスと接続するという使い方でも、少しの手間はあれど有効に使えます。
今つながっているデバイスがロック状態であれば、別のペアリングしているデバイスへの接続はすぐでした。



私は iPhone と iPad Pro と MacBook に接続して使ってみたのだけれど、「iPhone で接続しアプリの設定などする → 画面ロック → MacBook の Bluetooth 設定で接続ボタンをクリック → 3秒くらいで接続される」という感じでした。 逆もしかり。 十分早くない?
着用時の見た目、つけ心地


見た目も格好良い!
イヤホン単体でスケルトンデザインの男心くすぐるデザインなので、耳に取り付けても格好良く収まります。
つけ心地も良好で、しっかり耳にフィットしてくれます。
音質はクリアで高品質
最高にクリア!
最初に Nothing X アプリで簡単なテストを行って最適なイヤーチップを選択、Mimi* という聴力テストを実施すれば、最適なヒヤリング体験をもたらしてくれます。
さらに私は低音が強めのサウンドが好きなので、同じく Nothing X アプリでイコライザ設定を「低音を強調」にしました。
これが気持ちよく低音が強調されちょうどイイ。
綺麗な音で高音質、という感じ。
クリアで、綺麗。
低音を強調にイコライザ設定を切り替えれば、低音大好きな私も満足のいく迫力ある音質となります。



イイ、イイぞ。
片耳で使用(モノラル)
片耳で使用する場合はモノラルですべての音が聞こえます。
最近のイヤホンはきちんと切り替わってくれるので今さら取り上げるまでもないかもしれないけれど、片耳使用もできます。
しかしステレオとモノラルでは音質が全然違うので、用途に応じてというところですね。
ノイキャン性能
Nothing Ear (2) のアクティブノイズキャンセリングは、最大 40db と強力。
さらに 3段階にレベルを切り替えられたり、Ear (2) に制御を任せることもでき、環境に応じたノイズキャンセルレベルを自動調整してくれる機能を搭載しています。
実際使っていて、ノイキャン性能は使ってきたイヤホンの中ではピカイチだと感じます。
Nothing Ear (2) を装着し、音楽をかける。
ほとんどの雑音がカットされるため、それだけでかなり集中できます。
もちろん聞こえる音もありますが、自然に多くの雑音をカットしてくれるのは嬉しい。
あと、ANC→外部音取り込み切替時の音も独特で面白いし、接続時の効果音なども良い感じです。
外部音取り込み機能


ノイキャン性能はピカイチ。 じゃあ外部音取り込み機能は?
ということで、こちらもなかなか高性能です。
しっかり外の音が聞こえます。
ただ自分の声は若干こもって聞こえてしまうため、そのまま会話もできるけど外したくなるかな。という印象。
「音楽を流したまま外の音もきちんと通しておきたい。」 という使い方にベストマッチ。
かなりクリアに聞こえます。
無音に近い環境だと若干ホワイトノイズが乗っていました。
音楽を流したらわからないし、めちゃくちゃ静かな環境でなければ聞こえないレベルだと思います。 私はレストランや外ではわかりませんでした。
家で静かにしてつけてみると聞こえたという程度です。
バッテリーライフは少々心もとない


Nothing Ear (2) のバッテリー関連のスペックは以下のとおり。
- バッテリー: 充電式リチウムイオン電池
- 容量: 33 mAh (イヤホン) / 485 mAh (ケース)
- ANC をオフにして再生: ケースの使用時には最大 36 時間、イヤホンのみでは 6.3 時間
- ANC をオンにして再生: ケースの使用時には最大 22.5 時間、イヤホンのみでは 4 時間
- ANC をオフにして通話: ケースの使用時には最大 20.5 時間、イヤホンのみでは 3.5 時間
- ANC をオンにして通話: ケースの使用時には最大 17.5 時間、イヤホンのみでは 3 時間
- ANC をオフにして高速充電: 10 分で 8 時間
- ケーブル充電: USB Type-C
- ワイヤレス充電: 最大 2.5W の Qi 認定済み
- 公式サイトを引用
基本的に ANC オンで使うため、イヤホンのみでは 4 時間のバッテリーライフ。 ケース使用時は最大 22.5時間。
再生時のボリュームや、デュアル接続を有効にしているかなどでも前後することでしょう。
AirPods Pro(第2世代) は ANC オンで最大 6時間(空間オーディオとヘッドトラッキングはオフ)。
日常的にというか、仕事で 1日中使ったり休みの日に 1日中使ったりするときは心もとないですね。
そういう場合は最低でも 6 時間のバッテリーライフは欲しくなりそう。
イヤホンの連続使用は耳にも悪いので推奨されませんが、休みの日にぶっ続けでアニメを見るのに Nothing Ear (2) を使いたい・・・となった場合は途中で耳の休憩を兼ねてイヤホンの充電タイムが必要となります。



そういうときはバッテリーライフの長いヘッドホンを使えばいいんだけどね。
Clear Voice Technology で通話品質も高い


当社史上、最も高度な ClearVoice Technology。Ear (2) は3 つのマイクと AI ノイズ低減アルゴリズムを備えており、これらが連動して、通話を対面での会話のように感じさせます。
Ear (2) の風切り音への耐性をさらに高めるため、マイクの位置を変更しました。
また、アルゴリズムにさらに多くのノイズ サンプルを追加したことにより、気の散る雑音をフィルタリングし、ユーザーがどこにいても声にフォーカスできます。
Bluetooth 接続も新しいアンテナ構造によって大幅に改善。安定性を向上させて、破損を低減し、常にシームレスなリスニング体験を実現します。
Nothing公式カタログより引用
試してみてもやはり通話品質が良く、クリアに相手へ声が伝わりました。
Nothing Ear (2) レビューのまとめ


こんな感じで今回は TWS 完全ワイヤレスイヤホンの「Nothing Ear (2)」を提供いただきレビューしました。
ルイログ的に各項目を評価してみるとこんな感じ。
一部気になる点はあれど、めちゃくちゃ高得点だと判断できます。
他にもナイスなポイントがあるため、メリットとデメリットを改めてチェックしてみましょう。
Nothing Ear (2) のメリット
- クリアで迫力のある良音質。
- アプリで聴力検査もでき、パーソナライズされた音質で楽しめる。
- イヤホンの操作がタッチ式ではなくプレス式。
- デュアル接続(マルチポイント)機能搭載。
- イヤホンの操作方法を自分好みに変更できる。
- 最高峰のノイキャン性能。
- ワイヤレスQi充電(最大2.5W)も可能なケース。
- ケースもイヤホンもデザインがスケルトンデザインで格好良い。
- 付け心地良好。
Nothing Ear (2) のデメリット
- バッテリーライフはANCオンの状態でケース使用時最大 22.5 時間、イヤホンのみでは 4 時間と少々心許ない。
- 外部音取り込み機能利用時、自分の声はこもった感じになる。
イヤホン本体もケースもスケルトンデザインで格好良く、ノイキャン性能や通話品質も◎。
イヤホンの操作がプレス式という点はポイント高く、ケースがワイヤレスQi充電できるのもケーブル嫌いの私にとってはかなり嬉しい。
バッテリー性能や外部音取り込み機能は気になるところもあるけれど、他のスペックは最高峰でバランス良いイチオシの TWS 完全ワイヤレスイヤホン。
Nothing Ear (2) 、所有欲も高まるしめちゃくちゃおすすめです。
現在は本記事で紹介している Ear (2) の (2) がとれた Ear となりスペックが向上しています!バッテリーライフが伸びたのはアツい。