ルイログをご覧いただきありがとうございます。 XREAL アンバサダーに就任した R.U.I @rui_bassです。
2025年12月1日のXRKaigiにて、XREAL から新しい ARグラス「XREAL 1S」が発表&14時からさっそく予約が開始されました!
XREAL 1S は XREAL One系の筐体+X1チップ+1200pパネル+グラス単体2D→3D変換をのせた、日本先行のエントリー向け新モデルという感じの製品です。
XREAL 1Sの基本情報
- 製品名:XREAL 1S(エックスリアル ワン エス)
- 価格:67,980円(税込)
- カラー:サイレントブルー 1色
- 予約開始:2025年12月1日 14時〜
- 出荷開始予定:2026年1月下旬から順次
- 同時発表:モバイルバッテリー兼ドック「XREAL Neo」(14,580円)
- 予約特典でXREAL Hubがついてくる
XRKaigi 2025 へ赴いてきました
もくじ
ハードウェア・スペック情報
色味を調整してみました。ミッドナイトブルーという色味ですが、見ようによっては濃いパープルに見えるようなシックな色味です。角度によっては薄めのブラックにも見えます。
- サングラス型のフレーム(XREAL Oneと同等)
- XREAL One の全面パネルや XREAL Eyeなどがそのまま使える
- サイズ:164.9 × 148.3 × 52.15mm(展開時)
- 重量:約82g(ノーズパッド除く)
- パネル:Sony製 0.68インチ OLEDマイクロディスプレイ
- 解像度:片目 1920 × 1200(いわゆる1200p)
- 視野角:対角 52°(Air 2系より広く、OneとOne Proの中間)
- 最大リフレッシュレート:120Hz(通常利用は90Hz/2D→3D変換時は30Hz)
- 輝度:最大 700nit(One Proと同等クラス)
- バーチャル画面サイズ:約73〜500インチ(距離2〜10m相当)
- カラーキャリブレーション:個体ごとに調整され、色差ΔE≤3をうたう
- エレクトロクロミック調光:3段階の透過率で切り替え
- IPD(瞳孔間距離):ソフトウェア調整式
- 前フレーム:着脱式(度付きフレーム対応)
- テンプル:角度を3段階、±3.5°調整可能
- SoC:自社開発 XREAL X1 搭載
- レイテンシ:M2P(Motion to Photon)最小3ms を謳う
- 空間機能:
- グラス単体でネイティブ3DoF(頭の回転トラッキング)に対応し、映像の固定が可能
- 別売カメラモジュール XREAL Eye と組み合わせると、6DoFの空間固定(位置トラッキング)が解禁される
- サウンド:Sound by Bose チューニングのスピーカーを内蔵
- マイク:4マイクアレイ搭載
- 機能:周囲への音漏れを抑えた立体音響+ノイズキャンセル(NC立体音響 3.0)をうたう
一番の目玉はグラス単体の「2D→3Dリアルタイム変換」か
解像度が1200pというところと、ここが1Sの新機軸と言えるかもしれません。
- X1チップ上のAIで、2Dコンテンツ(動画・漫画など)をリアルタイムに3D表示へ変換できる
- 変換処理はグラス本体側で完結するので、接続元デバイスを選ばない(スマホでもPCでも同じ恩恵)
- ただし発熱・負荷の関係で、2D→3D変換時はフレームレートが30fps上限。
→ レースゲームのソロプレイ程度ならギリ許容だけれど、対人・FPSなどには向かない。
つまるところ、「映像作品や漫画・ライトなゲームを3Dで”盛って”楽しむためのARグラス」ですね。
2Dコンテンツがどれも3Dになって、ホーム画面のアイコンなども浮き出る感じになってすごかったです!
XREAL Neoとの組み合わせ
1S本体じゃなくて、同時発表されたXREAL Neoもセットで発表されたので要点を紹介。
- 役割:10,000mAhモバイルバッテリー兼USB-Cハブ
- 特徴:
- スマホにUSB-Cケーブルで直に接続し、もう一方のUSB-CからXREALグラスに接続して使える
- Switch 2のTVモード出力に対応しており、「Switch 2 + Neo + 1S」で外でもTVモードの大画面プレイが可能
- バッテリー:10,000mAh / 38.7Wh、最大60W入力・40W出力、グラス向け5W出力ポート
- 価格:14,580円(税込)
- セット価格:
- 1S + Neo セット:76,560円(税込)(単品合計より約6,000円引き)
- その他:
- MagSafeリングにくっつけられるけれど、ワイヤレス充電には非対応
- スマホスタンドとしての使い方ができる
既存モデルとの位置づけは?
- Air 2系
→ 軽量・表示品質も良いけど、「ただの外部モニター」に近いライン。映像鑑賞だけが目的なら選んでも良い。
- XREAL One
→ X1チップ+3DoF+1080p。エントリー〜ミドルの「空間ディスプレイ」。今までのイチオシ。
- XREAL One Pro
→ 57°FOV・700nit・Pro向け価格。最もリッチだが他と比べて高価。
- XREAL 1S(今回発表の新製品)
→ 価格はOneと似たようなところ/機能はOne Pro寄り/解像度はシリーズ初の1200p/AI 2D→3D対応
という中間〜新機能押しのポジション。
正直な所感(現時点の情報だけで)
撮影環境の兼ね合いでグレーっぽく見えますが実際は濃いパープルっぽいミッドナイトブルーです
良いなと思ったところ
- 1200p・700nit・52°FOV・Bose音響で「映像鑑賞用グラス」としてスペックバランスはかなり強い。
- 2D→3Dをグラス側で完結させるので、接続元デバイスを選ばない設計はよく考えられてる。
- One / One Proと比較しても、画質と価格のバランスはかなり攻めている。
- 価格に納得できるなら、2026年1月下旬から発送で予約開始した 1S がおすすめ。
- 予算を少しでも下げたい場合は変わらず XREAL One も選択肢に入る。
現状感じる割り切りポイント
- 2D→3Dは30fps制限なので、ゲーム・とくに対人ゲーとの相性は悪い(普通に2Dモードで使う方が現実的)。
- 予約開始が発表された2025年12月1日14時からだけど、実際届くのは2026年1月下旬なので「今すぐ欲しい」用途には向いてない。
- 前面パネルを外すとブラックなのとケーブルはブラックなので、すべてがミッドナイトブルーで統一されているというわけではない。
物理的に少しグラスまでの距離が出てしまうので使い勝手は多少落ちてしまうけれど、使っているメガネと合わせて使うこともできました。ただやはりメガネ + ARグラスとなると、煩わしさはでるので常用はしないかなというところ。試すときはこれでも試せるよという感じです。
こちらも色味を調整した状態。パネルはミッドナイトブルー(濃いパープルっぽい色味)で、本体側はブラックになります。パネルに色が載せてある感じ。
あとがき
今回は XREAL アンバサダーとして XRKaigi / XREAL 感謝祭に参加させていただき、会場で新製品を試してきたので速報として紹介しました。
XREAL 1S は 1200p解像度と2D→3Dにできる体験ができるようになり、より良い体験ができるようになりました。
さらに XREAL Neo も同時発表され、スマホに直接USB-Cケーブルで接続し、もう一方のUSB-CからXREALグラスに映像&給電できるようになりました。しかも話題の Switch 2のTVモード出力に対応し、「Switch 2 + Neo + 1S」で外でもTVモードの大画面プレイが可能となりました。Switch 2ユーザーは遊びの幅が広がります。
予約はすでに開始、発送は1月下旬から順次です。
さてさて、今回は速報ということで記事を書きましたが、XREAL 1S を実際に使ってみてのレビューも追って出しますので、そちらもまた参照いただけると嬉しいです!
私信:帰りの新幹線の中でまとめました XRKaigi 2025へ参加された方、XREAL感謝祭に参加された方、お疲れ様でした&ありがとうございました!
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