
macOS Catalinaの新機能SidecarでiPadをサブディスプレイ化する方法

macOS Catalina、アップデートしましたか?
iOS13、iPadOS、macOS Catalina。続々と大型アップデートがきました。
どのアップデートも素晴らしいもので、人柱も待たずにすぐアップデートしちゃいました。笑


その中のmacOS Catalina。
今回はmacOS Catalinaの、iPadをサブディスプレイにできちゃうSidecarの機能。
iPadを無線で気軽にサブディスプレイ化できちゃうんです。これはすごいよ!
今までiPadをサブディスプレイ化するためにはLuna Displayなどの有料アプリが必要でしたが、Sidecarなら純正の機能でiPadをサブディスプレイとして利用できます。
そんな感動の機能の使い方や使い勝手を紹介!
もくじ
ルイログの環境
最初に、Sidecarを試した私のMacBookとiPadの環境を記しておきます。
- MacBook 12 (Mid 2017)
- iPad9.7 (Mid2018)
- iPad mini 5(Mid2019)
です。
Sidecarの対応機種
Sidecarが使える機種はある程度限られていました。
MacもiPadもやはり対応機種は絞られており、どちらも最近の機種でないと厳しいみたい。
古い機種でiPadをサブディスプレイにしたい場合は、今まで通りLuna Displayなどのアプリの利用が必要なようです。
Sidecarが使えるMacの機種
- iMac 27インチ(Late 2015 以降)
- MacBook Pro(2016以降)
- Mac mini(Late 2018以降)
- MacBook Air(Late 2018以降)
- MacBook(Early 2016 以降)
- iMac Pro(2017以降)
- Mac Pro(2019)
※macOS Catalinaにアップデートは必須
Sidecarが使えるiPadの機種
- iPad Pro (全モデル)
- iPad (第6世代)
- iPad (第5世代)
- iPad mini (第5世代)
- iPad mini 4
- iPad Air (第3世代)
- iPad Air 2
※iPadOSへのアップデートは必須
Sidecarの使い方
Mac・iPad双方機種のOSをアップデートすると、Macのタスクバーにアイコンが現れてさっそく使ってみよう!となりがちなのですが、ここは注意が必要です。
順を追って操作してあげないと、うまく使えません。
1.iPadをMacに有線接続し認証を与える
これはすでに済んでいる方はスルーして良いところかと思いますが、私はiPadをMacにつなげるなんてことはしたことがなかったので見落としがちなポイントでした。
MacでiPadのバックアップをとっていたりする場合はすでに認証済みかも。
まず、MacとiPadを有線接続します。
接続の方法として、MacBookだと一番簡単なのはMacにUSBハブをつないで、そこからUSB-LightningでMacと接続。
新しいiPad ProとかだとUSB-Cでつないだり。
私はこのUSBハブと純正LightningケーブルでMacBook12とiPad9.7・iPad mini 5を接続しました。
iMacなら最初からUSB端子があるだろうからそこで接続したり。端末によってここは様々ですが、なんせMacとiPadを有線接続しましょう。
接続したら、まずはMacに読み込まれたiPadを開きましょう。


するとこの画像のようになるでしょうか?
ここで「iPadを同期」という画面になっていればこの認証を与える項目はもうできているので飛ばしてもらって大丈夫です。
まだの方は次!


次はiPadでこのポップアップ「このコンピュータを信頼しますか」と出るかと思うので「信頼」をタップ。
するとパスワード入力画面になります。


iPadで設定しているパスワードを入力してください。
するとあら簡単。
MacとiPadが信頼できるデバイスという認証が入ります。


この画面になれば、信頼する端末としての認証ができているため、Sidecarを使う準備ができました。
2.準備万端!SidecarでiPadを接続!
あとはもうつなげるだけ!
認証が入ったので、ヌルヌル動くはず。


ここからご自身の認証したiPadを接続すれば、画面が一度切り替わってiPadがサブディスプレイとして認識されます。
簡単だね!
注意が必要なのは、1.の信頼しますかの認証工程を忘れちゃうと、Sidecarでつながるのに全然動かないじゃん。すぐ止まるじゃん。だめじゃん。ってなります。(なりました。)
せっかちさんは要注意!
Sidecarの動作について
きちんと認証を入れて動かせば普通にサブディスプレイとして動かすことができました。
ただし、タッチ操作はできません。あくまでサブディスプレイとしての扱いです。
タッチ系の操作は、Apple Pencilのみ可能となっているよう。
指で触っても動きませんでした。
2本指でスクロールさせようとしたら微妙に動こうとしてくれたけどうまく動かない・・・という感じだったので、正式にはやはりApple Pencilのみタッチ操作可能という感じなのかな?
※背景が黒くなってる横や下のアイコン部分は、タッチで操作です。逆にMacからの操作はできない箇所となっていました。
試しにiPadのSidecar画面でYoutubeを流してみたりしたけれど、少しカクつくときがあったりも。
私の環境では完全なヌルサクとはいかなかったけれど、一応動画も流せるし、画面の拡張・閲覧スペースを増やすという意味合いで考えるとかなりのもの。
画面が足りない!!というときにサクッと簡単に使える超便利機能です。Sidecar。
2クリックでiPadがサブディスプレイになっちゃうんだもの。すごいよAppleさん。
動作がちょっと悪いな、と思ったら一度接続解除をして、再接続してみると動くようになるかも。そんな挙動も確認できました。再接続するとある程度ヌルサクに。
ちなみに細かい設定などは、「macの画面左上リンゴマーク→システム環境設定→Sidecar」でできます。
まとめ
純正機能でこれは嬉しい。ということでiPadをサブディスプレイ化できるSidecarを紹介してみました。
対応機種をお持ちの方はもう使ってみたかな?
うまく使えないんだけど!という方は対応機種の確認と、信頼しますかの認証フェーズをクリアしていないかもしれないので、紹介したとおりに試してみてください。
iPad9.7インチのある程度の画面サイズがあるパターンもいいけれど、
MacBook12インチ+iPad mini 5の最小軽量構成もかなり良さそう。
外出先やセミナーでも2画面作業ができちゃって超便利かもしれない。ムフフ。
対応しているMacとiPadをお持ちの方でまだ試していない方は、試してみましょう!
便利な使い方が思いつくかも?
どんどん機能が追加されて、できることが増えてくる。やはりある程度スペックを上げたMacBookにしたら良かったかなとか思ったりする今日このごろ。笑
そこまで重い作業をしなければまだまだ全然使えるけどね!