
Zenchord 1 レビュー。AI文字起こしと録音機能を備えた次世代イヤホン

音声認識AIサービスで知られるNottaが、初のハードウェア製品として「Zenchord 1」を発表しました。
このイヤホンは、録音・文字起こし機能を軸に、会議からプライベートな記録までこなせる、従来のイヤホンとは一線を画すAIイヤホンです。
もくじ
特徴と機能
ケース単体での録音・文字起こし
「Zenchord 1」の最大の特徴は、“イヤホンを装着せずとも充電ケース単体で全方位の音声を録音できる点”です。
イヤホンやケースのボタンをタッチするだけで即録音が開始され、そのままNottaのAIエンジンがリアルタイムで文字起こしを行います。(Nottaアプリがバックグラウンドで起動している必要はある)
会議や打ち合わせ、さらには通話中の音声まで自動で記録され、会話が終わる頃には議事録の草案が完成しているため、そこから調整し体裁を整えたりして完成。
まさに時短の神ツールと言っても過言ではないでしょう。
AIチャット機能の内蔵
「Zenchord 1」は、音声データを基に情報を整理・検索・抽出できるAIチャット機能も内蔵しています。
従来のようにメモや会話記録をユーザーが細かく管理する必要はなく、必要なときに話しかけるだけで記録した情報を呼び出したり、レポートにまとめたりすることが可能です。
Notta 自体は過去に「AI文字起こしサービス Notta レビュー」で紹介しているのですが、当時(2022年)時点で精度の高い文字起こしサービスでした。
その Notta が満を侍してハードウェア製品をリリースしたのが「 Zenchord 1」というわけです。
さらに!
Makuake限定特典として、有料機能も無期限開放となっています。
- 文字起こし時間:300分/月
- Notta機能:プレミアム全機能
- 有効期限:無期限
高性能マイクとノイズキャンセリング
「Zenchord 1」には6基の高性能マイクが内蔵されており、AIノイズキャンセリング技術と組み合わせて周囲の雑音を的確に除去します。
人の声と背景音を分離し、録音だけでなく通話時の聞き取りやすさ、そして文字起こしの精度を高めています。
デザインと装着感






カラバリは「アーバングレー」と「クラシックホワイト」。 こちらはクラシックホワイトになります。
綺麗な筐体で、キラキラの混じったホワイトの色味が可愛い。








各部位をアップで見てみるとこんな感じで、片耳にマイクが2個ずつついています。
ケースにも2個ついており、クリアに録音されます。


ちなみにケースは単体66g弱。両耳のイヤホンを合わせても約86gと軽量です。






私は普段から雑光カット用のメガネをかけているのですが、干渉はするけどとくに気にならないレベルで、違和感なく装着できました。
スペック、技術仕様
イヤホンタイプ | オープンイヤー型 |
---|---|
カラバリ | アーバングレー、クラシックホワイト |
重さ | イヤホン(単体):約10g ケース:約65g |
ドライバー | 17*12mmダイナミックスピーカー |
通信規格 | Bluetooth 6.0 |
対応コーデック | SBC / AAC |
防水企画 | IPX 4 |
再生時間 | イヤホン単体:最大10時間 ケース併用:最大30時間 |
入力端子 | 5V/1A |
充電時間 | 1.5時間 |
充電コネクタ | USB Type-C |
マルチポイント機能 | 最大2代までに対応 |
対応OS | iOS / Android / macOS / Windows |
生産国 | 中国 |
音声録音テスト(ケースでライブ録音)


- 話した内容「えー、ただいまテスト中。Zenchor 1(ゼンコードワン) の録音テスト中。さて、これはちゃんと認識してくれるかな?」
- 文字起こしされた内容「ただいまテスト中、全行動案のテスト中さて、これはちゃんとしてくれるかな?これ」
今回テストした音声認識の精度は、こんな感じでした。
音声認識の精度を上げるには単語登録などをすれば精度が上がっていきます。
録音しているから聞き返すこともできるし、多くはテキスト化してくれておかしなところは正しく手修正。 また、単語登録を増やしていけば文字起こしの精度がどんどん高まっていく仕組みですね。 使い込むほど効率化できますね。
また、Notta には ”AI要約” 機能も搭載されているので、会議などの録音は AI要約を利用して効率化することもできます。
文字起こしは58言語にも対応し、多言語の会話やグローバルなやりとりもOK。


大切なデータは、日本で守る。
セキュリティ面もしっかり保護されています。
操作方法
録音時の操作方法は、デバイスと接続した状態(アプリを開く、またはバックグラウンドでアプリが起動している)でボタンの長押し。
- ケースの場合:ケースの電源を入れて、ケース背面のボタンを2秒長押し。
- イヤホンの場合:耳に装着(電源が入った状態)でイヤホンの円形部分を2秒長押し。
どちらも割とすぐに録音状態にできます。
電話派の人とのやり取りが楽になる
仕事の中でどうしてもテキストよりも”電話派”の人っているじゃないですか。
そういう人とのやり取りも、Zenchord 1 があればやりやすくなります。
「メモは取るんだけど、メモを取りそこねていた」なんてことがなくなります。
録音しておけば後から確認できるし、何だったら文字起こししてもらえるから間違いないか確認してまとめるなり要約するなりして共有すればOK。
電話で聞いたことも、テキストで共有しておかないと「言った・言わない」論争が始まったり、他のメンバーへ共有しないといけなかったり、ありますもんね。
電話で決まった話なんかは、基本テキストで共有するのが鉄則です。
最初からテキストで送ってくれたらいいのに、なんて思うこともありますが、どうしてもそういう方もいらっしゃるので、Zenchord 1 のようなツールを活用すればストレスや時間が減って良いことだらけです。
まとめ


「Zenchord 1」は、録音・文字起こし機能を中心に、AIチャット機能や高性能マイクによるノイズキャンセリングなど、多彩な機能を備えた次世代のAIイヤホンです。
Web会議の録音・文字起こしサービスはよくありますが、イヤホンケースで録音してそれを文字起こしできるのは珍しいですよね。
この”ケース単体で録音・文字起こし”できる機能は、会議や打ち合わせの多いビジネスパーソンにとって大きな利点です。 ケース録音できることでビジネスでの利用もしやすくて嬉しいですよね。
イヤホン自体も軽量で快適な装着感で、通常のイヤホンとしての利用はもちろん、リモートワークで使ったりするのにも適しています。 軽いつけ心地のオープンイヤー型なのも利点ですね。
最新の Bluetooth6.0 接続とイヤホン単体で最大10時間、ケース併用で最大30時間使えるバッテリーライフは安心して1日中使えます(さらに10分充電したら約2時間使える急速充電機能も搭載)。
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