
SteelSeries Arctis GameBuds ゲーミングイヤホンをレビュー。2.4GHzドングル接続で低遅延を実現!

ルイログをご覧いただきありがとうございます。ゲームをするときも、ワイヤレスイヤホン使いたくない?ども、R.U.Iです。
とはいえ、ワイヤレス(Bluetooth)接続だと遅延が気になる場合も・・・。
そこで考えられたのが 2.4GHz帯の接続で使えるワイヤレスイヤホン。
今回紹介するイヤホンは、ゲーム用途に特化した低遅延を実現したゲーミングイヤホンです。
ゲーミングデバイスで知られる SteelSeries から発売されているの「Arctis GameBuds」ゲーミングイヤホンを紹介します。
2.4GHz帯の専用ドングルを採用し、Bluetooth接続とドングル接続の切り替えも即OK。 そう、Bluetooth接続もできるため、普段はBluetooth接続で、ゲームをするときはドングル接続で、と簡単に切り替えられるのです。 これがまたとても便利。
低遅延と機能性、利便性にも富んだゲーミングイヤホンです。
Arctis GameBuds


メリット
- 2.4GHz帯ドングルが便利すぎる
- 限りなく低遅延でゲームができる
- 100以上のゲームに合わせたEQプリセットがある
- ドングル接続とBluetooth接続もできる
- バッテリーライフがイヤホン単体10時間
- ケースがワイヤレスQi充電に対応
- マイクはノイキャン対応(2.4GHz接続時)&内蔵ビームフォーミングでクリアに伝わる
デメリット
- ANCはそこまで強くない
- ワイヤレスイヤホンとしてみると価格は高め



正直めちゃくちゃ気に入っちゃって。 ゲームをするときはもちろんのこと、普段使いでもメインイヤホンになりました。
もくじ
Arctis GameBuds とは
Arctis GameBudsは、ゲーミングデバイスで有名なSteelSeriesが開発した完全ワイヤレスイヤホン。
低遅延な2.4GHz接続に対応し、Nintendo SwitchやPC、PS5やスマホでも快適なゲームプレイが可能。
外出先でも低遅延で本格的なゲーミング体験を実現します。
IP55防塵防水も搭載していて、外出時のワイヤレスイヤホンとしても活躍します。
スペック、技術仕様
項目 | 仕様内容 |
---|---|
製品名 | SteelSeries Arctis GameBuds |
カラバリ | ブラック/ ホワイト |
接続方式 | 2.4GHzワイヤレス(USB-Cドングル)、Bluetooth 5.3 |
対応機種 | PlayStation 5/4、Nintendo Switch、PC、モバイルデバイスなど |
ドライバーサイズ | 6mmネオジム磁気ドライバー |
周波数応答 | 20Hz~20,000Hz |
対応コーデック | SBC |
Bluetoothプロファイル | A2DP、HFP |
マイク | 内蔵ビームフォーミングマイク(ノイズキャンセリング対応) |
アクティブノイズキャンセリング(ANC) | 対応 |
外音取り込み機能(HearThrough) | 対応 |
バッテリー持続時間 | イヤホン単体:最大10時間、充電ケース併用:最大40時間 |
急速充電 | 15分の充電で最大3時間再生可能 |
充電方式 | USB-C、有線およびQiワイヤレス充電対応 |
防塵・防水性能 | IP55(防塵・防水) |
本体重量 | イヤホン片側:約5.3g、充電ケース:約48.4g |
本体サイズ | 約W70.01×D30.2×H52.4mm |
カラー | ブラック、ホワイト |
付属品 | USB-Cワイヤレスナノドングル、Qiワイヤレス充電ケース、USB-C to USB-Aアダプター、USB-C充電ケーブル(30cm)、シリコン製イヤーチップ(S/M/L)、規制情報パンフレット |
Arctis GameBuds のデザイン・外観をレビュー






Arctis GameBuds のパッケージとパッケージ内容はこんな感じ。
パッケージ内容
- Arctis GameBuds 本体
- SサイズとMサイズの交換用イヤーチップ
- USB Type-A to C ケーブル
- USB-C to A 変換プラグ
- 取扱説明書


パッケージを開封すると操作方法の図解もあってわかりやすい。










Arctis GameBuds のケースなど筐体デザインはこんな感じ。
こちらのカラーはブラック。 ホワイトモデルもあって、どちらも格好良いデザインです。 公式サイトには新作でスケルトンオレンジも登場していて、さらにゲーミングな雰囲気が強調されて格好良いものもリリースされていました。
イヤホンとドングルもケースに入ります。


スマホで利用するときは専用のスマホアプリ「SteelSeries Arctis Companion」を利用します。
スクロールできます








設定できることがいろいろあって、利用時はこのアプリで自分にあう設定へ微調整します。
ぼくはEQ(イコライザー)プリセットを変更したくらい。 ほとんどデフォルト設定で快適に利用できています。




SteelSeries Arctis GameBuds の大きな特徴である、Bluetooth接続ともう1つ使える 2.4GHz帯での接続。 この接続はデバイスとドングルを USB Type-C で接続し、そこからドングルとイヤホンは無線で接続できます。
この仕様により敵の足音や銃声など、ゲーム内の重要な音を遅延なく確実にキャッチすることが可能になっています。


Windows PC で接続しすると「SteelSeries GG」というアプリがインストールできました。(インストールしますか?というポップアップが自動で出てきた) 記事執筆時点でイコライザーのプリセットが226個もあって、多くのゲームに適した音質にすることができます
ぼくの場合はストリートファイター6を遊ぶことがあるのでそれを設定してみたのですが、とても迫力のある音質になりました。
そのイコライザー設定で普段聞く音楽などを聞くと「違うな」と思ったのですが、いざゲームを起動してみるとばっちりな音質で、ゲーム1つ1つにしっかり対応したイコライザー設定になっているのだなと感じました。
Arctis GameBuds の使用感をレビュー



いやー、めっちゃ良い。
最近は時間を確保してゲームもするようになったのですが、そのときにめちゃくちゃ活躍してくれます。
FPSはしないので「敵の足音が!あっちから銃声が!」みたいな体験は享受できていないのだけれど、ゲームごとにチューニングされたイコライザーがあって、迫力のある音質でゲームを楽しめています。
もちろん遅延は 1度も感じていません。
下記では改めて、とくに紹介したいと感じた使用感を紹介します。
低遅延で迫力のある音質でゲームが楽しめる


先ほど紹介したとおりなのですが、Arctis GameBuds の真骨頂はやはりここ。
2.4GHz帯のドングル接続での低遅延でゲームが楽しめるというところが大きな特徴です。



ドングルはイヤホンケースに収納できるので持ち運びたいときも問題なし。
ドングル接続とBluetooth接続の両刀遣いが便利すぎる
今までのイヤホンやヘッドホンは Bluetooth接続で複数台、接続先を切り替える形でデバイスの切り替えをしていました。
しかし Arctis GameBuds はドングル接続に切り替えたらドングルが挿さっているデバイスへ確実に接続されます。 接続先を選ぶことなく、確実に。
低遅延を実現したことも良いのだけれど、これがかなり便利に感じました。
Bluetoothのマルチペアリングやマルチポイント接続よりも断然こっちの方が良いと感じています。 めっちゃ良い。
スマホへ接続するのは Bluetooth で日常使いもできるし、これ 1つでお家も外も気軽に使えます。
音質も良いゾ!
バッテリーライフはイヤホン単体で10時間!充電なしで1日遊べる


Arctis GameBuds はバッテリーライフも長寿命!
ANC・外部音取り込みモードがOFFの状態で、イヤホン単体のバッテリー寿命は最大10時間。
1日遊べます。 4時間とかしかもたないイヤホンだと途中で充電しないといけないので、かなりありがたい仕様です。
これだけのバッテリーライフがあれば少ない充電頻度で使えますね。
さらにいうとケース充電も含むと最大 40時間。 おまけにケースはワイヤレス Qi充電に対応するのでケーブルなしでもオッケー。
ケーブルがわずらわしく感じてしまうルイログの人はとても嬉しい。
デザインも格好良い


いやー、これまたデザインも格好良い。
SteelSeries さんのこのロゴ、可愛いですよね。
ケースも格好良いし、イヤホン自体も格好良いです。
つけ心地良好


【究極のフィット感】62,000件にも及ぶ耳のスキャンデータに基づいて設計され、誰にでも快適なフィット感を提供します。
商品ページより引用
小ぶりで耳にすっぽり入ってつけ心地良好。 重さは片耳約 5.3g と軽量です。
ということで、ぼくの耳にもしっかりフィットしました。
これもありがたいポイント。
イヤホンはつけ心地が悪いとすぐ落ちちゃいそうで気になるし、気になってしまうとゲームプレイにも支障がでる可能性もあります。
つけ心地が良く誰にでも快適なフィット感を提供するというのも、大きなメリットに感じます。(もちろん個人差は出てくると思うけど設計段階でスゴイ)
ANCはそこまで強くないかもしれない
Arctis GameBuds は「ANC(アクティブノイズキャンセリング) / 外部音取り込み / OFF」の 3モードあります。
お家でゲームをしているときは OFF にしてバッテリーライフを伸ばしたり外部音取り込みで環境音を聞こえるようにしておいたりするのだけれど、日常で使うときは基本ANCを利用し外部の音をシャットアウトして音楽を楽しみます。
その際、いつもの通勤ルートを通っていると、いつもは聞こえないような音が聞こえたりして「うおっ、なんだ?」とちょっと驚くシーンがありました。 体感では他に使っているANCイヤホンと比較してもそう変わらず悪くないANCに感じていたのですが、高めの音でカットしづらい帯域があるのかもしれません。
- 参考 : 他に使っているANCイヤホン
- Apple AirPods Pro (第1世代)
- Nothing Ear(2)
すごく体感のところなのでなんともなところではありますが、ANC がめちゃくちゃ良いんだよ~というイヤホンと比較すると劣るところはある、といった程度で ANC 自体はきちんと仕事をしてくれます。



そしてその気になったときって、今のところまだ2回だけなのでたまたまだったのかもしれない。
Arctis GameBuds の競合製品との比較
ゲーミングワイヤレスイヤホンも色々と出ていますが、ルイログが調査した中で Arctis GameBuds と戦えるのは正直 Sony INZONE Buds くらいしかありませんでした。
そこで、この 2製品の比較表を作ってみたので参考にしてみてください。
比較項目 | SteelSeries Arctis GameBuds | Sony INZONE Buds | コメント・どっち向き? |
---|---|---|---|
価格帯 | 約25,000円 | 約27,000円 | 価格差は小さいのでスペック重視で選ぼう |
接続方式 | 2.4GHzドングル / Bluetooth 5.3 | 2.4GHzドングル / Bluetooth | 両者とも低遅延対応。ゲーム用に最適。 |
対応機種 | PC / PS5 / Switch / スマホなど | PC / PS5 / スマホなど | 両方ともマルチ対応 |
音の遅延(ラグ) | 非常に少ない(2.4GHz時) | 非常に少ない(2.4GHz時) | どちらもFPS・音ゲーに使える |
音質の傾向 | 迫力重視(ゲームの臨場感◎) | 解像度重視(細かな音までクリア) | ゲームのジャンルによって好みが分かれる |
マイク性能 | 内蔵ビームフォーミング+AIノイズキャンセリング | ビームフォーミングマイク+AIノイズ低減 | Arctisの方がゲーマー向きの調整 |
ノイズキャンセリング | あり(ANC+外音取り込み) | あり(ANC+外音取り込み) | 両方とも通勤・カフェ使用もOK |
バッテリー持続時間 | 最大10時間+ケースで40時間 | 最大11時間+ケースで24時間 | Arctisはケース持ち歩き前提で長持ち |
充電方式 | USB-C&Qiワイヤレス充電対応 | USB-Cのみ | ワイヤレス充電したい人はArctis一択 |
重量・サイズ感 | イヤホン:約5.3g/ケース:約48g | イヤホン:約6.5g/ケース:約39g | 軽さ重視ならArctis |
専用ソフト | SteelSeries Sonar(詳細なEQ調整可) | INZONE Hub(シンプル設計) | 音のカスタムにこだわるならArctis |
見た目・デザイン | ゲーミング感強め(黒or白、新色クリアオレンジ登場) | シンプル・ミニマル(黒のみ) | 見た目の好みで選んでもOK |
販売ページ | Amazon | Amazon | – |
ルイログ的には、以下の条件で Arctis GameBuds の方が好きだなと感じました。
- バッテリー持続時間が最大10時間+ケースで40時間
- ケースがQiワイヤレス充電対応
- イヤホンの重さ約5.3g
日常使いもするとなるとケース込みで40時間のバッテリーライフはアツい。 しかもそのケースは ワイヤレス Qi充電対応。 ケーブルをできるだけ使いたくない勢としては嬉しすぎるんですよね。
そしてイヤホンの重さは軽ければ軽い方が良いので、Arctis GameBuds の方が良いなと感じた次第です。 INZONE Buds もかなり良いイヤホンだとは思うんだけどね・・!



あなたはどっちが良いと思いました?
SteelSeries Arctis GameBuds レビューのまとめ


こんな感じで今回は SteelSeries Arctis GameBuds ゲーミングイヤホンを提供いただきレビューしました。
いやー、久しぶりにテンアゲするガジェットに出会えた気がします。
2.4GHz帯のドングルでデバイスと接続するのはマウスやキーボードではあったけれど、イヤホンでもそれを実装するとは。 良い選択だなと感じました。
低遅延の実現、わずらわしい接続切り替えなし。 めっちゃ楽です。
メリット
- 2.4GHz帯ドングルが便利すぎる
- 限りなく低遅延でゲームができる
- 100以上のゲームに合わせたEQプリセットがある
- ドングル接続とBluetooth接続もできる
- バッテリーライフがイヤホン単体10時間
- ケースがワイヤレスQi充電に対応
- マイクはノイキャン対応(2.4GHz接続時)&内蔵ビームフォーミングでクリアに伝わる
デメリット
- ANCはそこまで強くない
- ワイヤレスイヤホンとしてみると価格は高め
ゲーマーで、ヘッドセットがわずらわしく感じていてイヤホンにしてみたいなと考えていた方、必見。
ぼくは普段のメイン利用が Mac、ゲームをするときだけ Windows UMPC を利用するという使い方をしているのだけれど、それだと Mac に接続しているマイクなどが Windowsで使えず、ゲームをしながら Discord で VC をする機会があったときにどうしようかと悩んでいました。 そんなときもこの Arctis GameBuds があれば比較的綺麗な音質でお話できるし、とってもとっても重宝します。
つけ心地も良いし、普段使いからゲーム利用まで使えて便利ですよう!
ケーブル嫌いのゲーマーにおすすめです!