
QCY ArcBuds HT07 レビュー | コスパ最強の完全ワイヤレスイヤホン!




ルイログをご覧いただきありがとうございます。低価格でもハイスペックな完全ワイヤレスイヤホンをお探しの方に朗報! R.U.Iです。
音質はそこそこ良くて、ノイズキャンセリング性能が実用に耐えうる精度で、バッテリーはイヤホン単体で 7時間くらいほしくて、防水性能もついていて、専用アプリでイコライザー設定があって自分好みに調整できて、外部音取り込み機能も実用に耐えうる性能で、違和感ないサイズ感の完全ワイヤレスイヤホンで、価格は 5,000円前後なら出せる・・!
そんなワガママを考えてくれる完全ワイヤレスイヤホン、ないと思いきやありました。
それが QCY ArcBuds HT07 です。 まさにコスパ最強。
QCY ArcBuds HT07


メリット
- ノイズキャンセリング性能が必要十分
- 外部音取り込み機能が実用に耐えうる性能
- 風切り音低減モードで外出時も心地よく使える
- 小さめのイヤホンでつけ心地良し
- イヤホン単体のバッテリーライフが7〜8時間と十分
- 必要十分な音質
- IPX5相当の防水性能を備えている
- 専用アプリのイコライザーで音質調整が可能
- コスパ良し
デメリット
- より良い音を楽しみたいときは音質が物足りない
- プリントされたロゴの主張が少々強く感じる
- ワイヤレス充電は非対応
本記事ではこんな感じのコスパ最強と言わざるを得ないノイズキャンセリング完全ワイヤレスイヤホンを紹介します。
もくじ
QCY ArcBuds HT07 とは
QCY ArcBuds HT07 は安いのに高性能な ANC(アクティブノイズキャンセリング)を搭載しており、ノイキャン・外部音取り込み強度・イコライザー設定がアプリで可能な完全ワイヤレス(TWS)イヤホンです。
小さいタイプの TWS ですが 7時間〜32時間のバッテリーライフで使い勝手も良し。
低価格帯の完全ワイヤレスイヤホンなのに機能やスペックはよくできており、コスパが高い製品だと言えます。
QCY とは?
日本ではまだあまり見ないかもしれませんが、世界的には全グローバル出荷数 2019年 4位という QCY さん。
世界 30カ国・地域に進出しているそうです。
QCY ArcBuds HT07 の特徴
QCY ArcBuds ANCイヤホンは外部ノイズを最大45dB低減します。公共交通機関を利用する際には、騒々しい環境でもノイズキャンセリングモードをオンにすることで、自分の音楽の世界に静かに浸ることができます。アクティブノイズキャンセリングモードは3段階で調整可能で、使用環境に応じてモードを切り替えることができます。外音取り込みモードに切り替えれば、運動中や他人と会話しながら、家事や仕事中、飛行機を待っている間にも周囲の音を聞き逃さずに音楽を楽しむことができます。
- Amazon商品ページの説明を引用
スペック、技術仕様
製品名 | QCY ArcBuds HT07 |
重さ | 35g(ケース25g、イヤホン片耳5g×2) |
ドライバーサイズ | 10mm |
ANCノイズ低減 | ◯ |
再生時間 | イヤホン本体 : 8時間 ケース込み : 32時間 |
対応コーデック | SBC / AAC |
ゲームモード | ◯ |
Bluetooth規格 | Bluetooth 5.2 |
アプリ対応 | ◯(QCY) |
防水規格 | IPX5 |
マルチポイント対応 | × |
QCY ArcBuds HT07 の外観をレビュー




まずパッケージはこんな感じでシルバーっぽいグレーとオレンジが基調なデザイン。
QCYというブランドロゴが目立つようになっている印象です。
文字は英語と中国語のみ。 説明書含め日本語はありませんでした。


QCY ArcBuds HT07 のパッケージ内容
- QCY ArcBuds HT07 充電ケース、イヤホン本体
- USB-A to C ケーブル
- イヤーチップ S / L (Mサイズ装着済み)
- 取扱説明書(英語、中国語)




QCY ArcBuds HT07 の充電ケースはこんな感じの丸みを帯びたころっと小さいデザイン。
正面中央下には LED が、背面中央下には 充電用 USB-C ポートがあります。


ケース上部とイヤホン本体のコントロール部には QCY のロゴが割りと目立つ形で印字されています。


QCY ArcBuds HT07 イヤホン本体もシンプルなデザインで、ロゴと充電端子部分以外はオールブラック。
絶妙にミニマルなデザインです。



ロゴ印字もブラック系だったらもっとミニマルで良かったかもしれない・・・。
充電端子部分あたりが磁石になっていて、イヤホン同士でくっつけたりケースに入れようとするとピタッとくっついてくれます。


充電ケース内面もこんな感じでオールブラック。


イヤホン本体を入れるとこんな感じに。
技適などは蓋の裏側に印字されていました。
内側に印字することでミニマルなデザインになるのが良いですね。
QCY ArcBuds HT07 の使用レビュー、使ってみた感想


QCY ArcBuds HT07 を実際にしばらく使ってみて感じたのは、安いのに高機能でとにかくコスパが良い完全ワイヤレスイヤホン! だということ。
ノイキャン性能は必要十分にあるし、風切り音低減モードにしたらビューっと風が吹いてもボーッと風切り音が鳴らなくなったし、音質も普通に良いし、つけ心地も良いし、クーポン適用(Amazon)で 4,000円台で購入できちゃうし。
これがコスパ良いと言わずと何をコスパ良いというのかという感想です。
各スペックがめちゃくちゃ高いわけではないけれど、必要十分な性能でバランス良くコスパに優れるという感じですね。
いやぁ素晴らしい。
QCY アプリはこちら
以下では各項目に対してもう少し詳しく説明していきます。
ノイキャン性能や外部音取り込み性能はどう?
ノイキャン性能は価格の割にかなり良い、外部音取り込み性能は「人声増強」チェックをONにすると使用に耐えうる性能に。
という感想です。
タイミングによっては 4,000円台で買えちゃう ANC 完全ワイヤレスイヤホンなのに、ノイキャン性能はかなり良いと感じました。
外部音取り込み機能(パススルー)はデフォルト設定では外の音がクリアに聞こえず、自分が喋ったら自分の声が耳に響いて会話はできなくて使えない・・・という感じ。 しかし「人声増強」という項目をONにすると、人の声がある周波数を強調してくれるようで、実用に耐えうる性能に昇華しました。
さすがに AirPods Pro の外部音取り込み性能ほどの自然さはなくソフト面で音を調整している感はあるのだけれど、他のイヤホンと比較してここまで実用レベルになっているのは好印象です。
実用に耐えうる外部音取り込み性能を有した完全ワイヤレスイヤホンは AirPods Pro くらいしかなかったので貴重。



しかも安い。
音質
QCY ArcBuds HT07 の音質はそこそこ良い感じ。
価格に対してはかなり良い方だと感じました。 バランスの良い音質です。
「音質めちゃくちゃ良〜〜〜!」とまではならず、普通に良い音! と感じるような感覚です。 BGM向けかな。
普段利用している Nothing Ear (2) (2.2万円くらい)の音質がかなり良いので、それと比較すると普通に良いという感想となりました。
操作方法
- 再生/停止『右/左2回タッチ』
- 曲送り『右3回タッチ』
- 音声アシスタント『左3回タッチ』
- ANCモード切り替え『右1.5秒長押し』
- ゲームモード切り替え『左1.5秒長押し』
- 受話/終話『右/左2回タッチ』
- 着信拒否『右/左1.5秒長押し』
- 手動ペアリング『イヤホンをケースに戻してセンサーを5回タッチ』
QCY ArcBuds HT07 の操作方法はデフォルトで上記となっており、アプリでタッチ操作は自由にカスタマイズできます。
- 長押し操作はカスタマイズできません。
カスタマイズで音量調整を設定できたりするので、自身の使いやすい設定にしましょう。
電池持ち
QCY ArcBuds HT07 の電池持ち
- イヤホン単体 : ANCオフで 8時間、ANCオンで 7時間
- ケース込み : ANCオフで 32時間、ANCオンで 27時間
基本的に ANC オンで使うとしても、このイヤホンの小ささを考えるとかなり良い方だと言えましょう。
AirPods Pro 第 1世代でイヤホン単体最大 4時間・第2世代でも最大 6時間なので、比較すると電池持ちが良いということは明らかです。



やっぱりイヤホン単体で 7〜8 時間は使いたいよね。
つけ心地


小さめの筐体でつけ心地も悪くない。
最高のつけ心地!とまでは言わないけれど、違和感なくつけられて見た感じも自然に見えるサイズ感です。
ロゴがちょっと目立つかなという印象はあるかも。



やはりロゴもブラック系の色味だったら自然で良かったなと感じる。
所有イヤホンとの比較
私の所有する、最近レビューしたイヤホンや普段愛用しているイヤホンと比較してみました。
比較対象のイヤホン(定価)
- Nothing Ear (2) (22,800円)
- AirPods Pro(第1世代) (39,800円)
- SOUNDPEATS Opera05 (13,999円)
- SOUNDPEATS Mini Pro (6,680円)
ルイログ的比較表 | 音質 | 電池持ち | 操作性 利便性 | つけ心地 | 総合評価 | 価格(定価) |
---|---|---|---|---|---|---|
QCY ArcBuds HT07 | 70点 | 80点 | 90点 | 90点 | 83点 | 6,250円 |
Nothing Ear (2) | 100点 | 70点 | 90点 | 100点 | 90点 | 22,800円 |
AirPods Pro 第1世代 | 80点 | 50点 | 90点 | 100点 | 80点 | 39,800円 |
SOUNDPEATS Opera05 | 90点 | 90点 | 80点 | 80点 | 85点 | 13,999円 |
SOUNDPEATS Mini Pro | 85点 | 60点 | 80点 | 80点 | 76点 | 6,680円 |



価格を除く性能で総合評価としましたが、価格も含めたコスパも考えると QCY ArcBuds HT07 はベストチョイスともなり得るスペックです。
今はメインで持ち歩いているイヤホンが Nothing Ear (2) で、利用デバイスが MacBook だったり iPad だったりするためお家でサクッと使うときに AirPods Pro を使ったりしています。
SOUNDPEATS Opera05 は Nothing Ear (2) に引けを取らないくらいに音質が良くて、久しぶりに音楽を聞くだけで楽しいと思わせてくれるイヤホンでした。
SOUNDPEATS Mini Pro もそれらには劣るけど低音好きにはかなり楽しめる良い音で。
AirPods Pro(第1世代)はノイキャン性能や外部音取り込みの精度がめちゃくちゃ高く、外部音取り込みは唯一無二と言って良いくらい自然で日常生活で使えるレベルです。 普段からつけっぱなしで良いくらい。
その分音質は普通に良いなというくらいで Nothing Ear (2) や SOUNDPEATS Opera05 と比較したら劣ります。
Apple 純正イヤホンということでその利便性やつけ心地が良かったりするのが利点ですね。
対して今回レビューしている QCY ArcBudsBuds HT07 はその価格とコスパが利点に。
定価は 6,250円でしたが、割引されていたりクーポンが発行されていたりと 4,000円台で購入できるコスパがかなり良いメリットだと感じました。
完全ワイヤレスイヤホンに感動するほどの音質はいらなかったり、子供に買い与える用途で 5,000円以下に予算を抑えたいだったり、コスパというのは買い物するときにかなり重要なポイントです。
コスパだけ見たら QCY ArcBudsBuds HT07 か SOUNDPEATS Mini Pro に目がいって、低音が大好きで音質も考えたい方は SOUNDPEATS Mini Proを、つけ心地が良い方がイイという方は QCY ArcBudsBuds HT07 をチョイスしたら間違いないかなと感じます。
本記事執筆時点ではより安く購入できるが QCY ArcBudsBuds HT07 なので、価格で選ぶとこちらになりますね。(Amazon で 30% OFFクーポンが発行されており 4,375円で購入できます)
風切り音カットが素晴らしい


QCY ArcBuds HT07 のノイズキャンセリングには「風切り音カット」なんてものもあって、風が吹いたときに鳴ってしまうブオーという風切り音をカットしてくれます。
だいたいのイヤホンが風切り音は聞こえちゃって、私が所有するイヤホンの中で風切り音を上手にカットしてくれるのは AirPods Pro くらいでした。
ここはかなり評価できるポイントだと感じます。
QCY ArcBuds HT07 レビューのまとめ、総合評価


こんな感じで今回はコスパ抜群の完全ワイヤレスイヤホン QCY ArcBudsBuds HT07 を提供いただきレビューしました。
日本ではまだあまり浸透していないかもしれないメーカーさんですが、世界的に見ると有名な QCY さんの製品。
実際に日常的に使ってみて、これ本当に(セールやクーポンがあれば) 4,000円台で買えるの?という衝撃。
QCY ArcBuds HT07 のメリットを再掲
- ノイズキャンセリング性能が必要十分
- 外部音取り込み機能が実用に耐えうる性能
- 風切り音低減モードで外出時も心地よく使える
- 小さめのイヤホンでつけ心地良し
- イヤホン単体のバッテリーライフが7〜8時間と十分
- 必要十分な音質
- IPX5相当の防水性能を備えている
- 専用アプリのイコライザーで音質調整が可能
- コスパ良し
QCY ArcBuds HT07 のデメリットを再掲
- より良い音を楽しみたいときは音質が物足りない
- プリントされたロゴの主張が少々強く感じる
- ワイヤレス充電は非対応
さらに各スペックをルイログ的に評価してみるとこんな感じ。
価格の割にかなり評価が高いです。
感動レベルの音質まで求めると 2〜5倍の金額を積む必要があるけれど、QCY ArcBuds HT07 はそれ以外のスペックを十分に持ち合わせた完全ワイヤレスイヤホン。
コスパを求めるあなたにぜひおすすめしたい 1品です。