
Visorという片目4Kサングラス型XRデバイスを予約した話




ルイログをご覧いただきありがとうございます。ガジェットブログを運営している、新しいガジェット好きのR.U.Iです。
PCやタブレットでの作業環境はどんな形ですか?
現状私は MacBook Air(ノートパソコン)をクラムシェルモードで外部ウルトラワイドディスプレイにつないで、HHKBというキーボードやトラックボール(マウス)を Bluetooth 接続するというオーソドックスなスタイルをとっています。
そろそろ Meta Quest 3 なら VR/MR 環境でディスプレイを増やした作業環境を構築できるくらいには世の中が進化しているようで。
私は Meta Quest 2 を所有しているのだけれど、2ではまだ現実的な環境構築はできませんでした。
Xreal Air などのサングラス型 ARデバイスで画面拡張するパターンも流行っていますよね。
細かい文字は長時間見ているのがしんどいというのがもっぱらの噂で、大きな画面でエンタメ視聴するにはいいけれどがっつり作業にはまだ適さないのかな、なんて感じている今日このごろ。
そんな中 VR/AR 環境でデスク環境を構築できる Immersed というソフトウェアを出しているところから「Visor」という XRデバイスが予約販売開始。
片目4K という高解像度なサングラス型デバイスで、そこまで解像度が上がれば常用レベルまでいくのではと感じて予約購入しました。
今回はこの Visor を予約した理由について深堀りやどんな感じに使っていきたいかなど、綴っていきます。
YouTube動画でも紹介しました!
もくじ
Visor とは
「Visor」は Immersed社が開発したVR/ARヘッドセット。
主にImmersed社のVR生産性向上ツール「Immersed」を使用するためのデバイスであり、VRゲームやエンタメにも使える汎用的なVR/ARヘッドセットとは違う製品となります。
片目4K解像度の「Visor 4K」は 949.99ドル(約14万円)。
25,000台限定で 6カ月早く出荷されたり Immersedの有料会員永続ライセンスなど特典がついた「Visor 4K Founders Edition」も1,249.99ドル(約18万円)で予約販売されています。 Founder’s Edition の出荷時期は2024年10月を予定されています。(通常版はそこから6ヶ月後)
「Visor」は、カラーパススルー機能を用いて現実の風景の上にバーチャルなディスプレイを最大5枚まで表示できるということ。 ただしこれはおそらく Immersedの有料会員が使える機能で無料会員は現状と変わらず+1枚までかなぁと予測しています。(現実のディスプレイ1枚の画面表示+バーチャルディスプレイ1枚の合計2枚が使える。)
もしかしたら Visor ユーザー特典として 5つのスクリーンが利用できるのかもしれないけれど、詳細を見つけられなかった。
デバイスへの接続は有線・無線の両対応。 無線LANモジュールを搭載したバッテリーパックが付属しており、モジュールを通してPCなどと無線接続できる仕組みのようです。
VRヘッドマウントディスプレイのようにコントローラーは付属せず、ハンドトラッキングによるジェスチャーで操作します。 アイトラッキングもあるように記載ありました。 ゲーム用途のHMDではないためコントローラーはなしの仕様になっているよう。 ビジネスやエンタメ向けHMDということですね。
Visor はユーザーの顔をスキャンしたデータを用いてユーザーに合ったサイズのデバイスを製造する
かなり驚きのポイントなのだけれど、Visorは顔スキャンデータを用いてユーザーそれぞれのサイズてデバイスを製造してくれるようです。
そのため使わなくなっても売りにくいという欠点はあれど、使う分には自分に最適化されたデバイスとなるので期待が高まります。
メガネとの併用はできないため、視力矯正が必要な場合はマグネット式のインサートレンズを注文する必要があることを覚えておこう。
スペック、技術仕様
Immersed Visor 4K | ||
---|---|---|
対応OS | Windows / macOS / Linux | |
ディスプレイ | マイクロOLED | |
解像度 | 片目あたり4K | |
接続方法 | Wi-Fi / Bluetooth / 有線 | |
バッテリー持続時間 | 標準バッテリー:約30分 拡張バッテリー:最大2時間または4時間 | |
仮想スクリーン展開数 | 最大5個 | |
単体使用 | 対応 | |
操作方法 | アイトラッキング(視線) ハンドトラッキング(手指ジェスチャー) 音声認識 | |
メガネ対応 | 不可(専用度付きレンズのオプションあり) |
Visor 4K
- 片目ごとに 4K マイクロ OLED
- スマホより軽い
- 5 つ以上のスクリーン
- 100°の視野
- 手と目のトラッキング
- 6DoF
- ウルトラワイドスクリーン
- カスタムIPD、ノーズインサート、ライトブロッカー
- HD カラーパススルー
- ステムとストラップアタッチメントが付属
Founder’s Edition – Visor 4K
- すべての Visor 4K 機能を含む
- 標準バイザー 4K より 6 か月前に出荷
- 限定モデル:25,000台
- 無料の 100 ドルの 2 時間延長バッテリーが含まれている
- Immersed のプレミアム層への永久サブスクリプション
- 早期アクセスのバイザー デモのための本社訪問
- シグネチャーカラーのフロントプレート
- コレクターのための公式シール
- 独占的な「ファウンダーズ」VIP バーチャル スカイ ラウンジ
Visor を予約購入した理由


物理的なモノ(ディスプレイやモニターアーム)を増やさず画面を拡張できるというのは作業環境を構築するうえで画期的。
しかもそれがVRでもARでも実用レベルで使えるなら欲しい! と感じて購入にいたりました。
実用レベル化は使ってみないとわからないけれど、トバログさんが Meta Quest 3 でも Immersed が実用レベルとレビューされているので、それよりも高解像度な片目4Kでサングラス型なら自分も満足行くレベルなのではと期待しています。
参考:トバログさんの動画
私は Meta Quest などヘッドマウントディスプレイだとどうしても気軽に使うことができないし、髪の毛がぐちゃぐちゃになってしまうしで作業環境としての導入は見送っていて。
サングラス型なら!と、今から期待しまくっているんですよね。
Visor を予約購入したものの懸念点もある
とはいえ懸念点もやはりあります。
Visor は Immersed社がリリースするはじめてのデバイス。 そのため何代も培ってきた技術力があったりするわけではないだろうという予測はたつ。
はじめてのデバイスというのはなかなか不具合がおきやすかったりするのが世の常じゃあないですか。
そのため、技術力を総動員させていたとしても懸念は拭えません。
また、公式で紹介される製品イメージ・説明は誇張されることもよくある話で、実際に使ってみたらどうか、というところはどうしても使ってみないとわからない。
ここは 6か月ほど早くゲットできるバージョンも一緒に予約販売されているので、そちらを購入した人のレビューを楽しみにしようと思う。



私は通常版を予約したので届くまではかなり先なんだよね。 ・・・とか書いてたのに記事投稿時にはFounder’s Editionへ注文変更してもらった。 ワクワクが止まらない・・!
Visor をどうやって使っていきたいか?
VIsor は仕事、PC作業に特化した HMD/XRヘッドセットとなるため、やはりその方向で使っていきたいと考えて予約しています。
デスク環境を大きく変えられるか、否か。
そう考えるくらいには期待していたり。
拡張ディスプレイを Visor だけにして、物理ディスプレイを取っ払う・・・みたいなところまで行き着いたらすごいなとか。
期待はすれど、さすがにそこまでは難しいかなぁとか。 どうだろうか。
ディスプレイは Visor がイイ。 となれば物理ディスプレイからの完全移行も検討してる感じです。


今はこんな感じでウルトラワイドディスプレイを愛用しているけれど、これを取っ払って広々としたデスクに。
MacBook は変わらずドッキングステーションに繋げてクラムシェルモードにしておくか、開いて置いておくかなどはその時考えるとして。
Immersed の仕様と同じだったら無料プランは現実に接続しているディスプレイ+1枚の仮想スクリーンなので、繋いだままにする可能性もあるけどね。
なんにせよデスク環境を大きく変える礎になってくれるかどうか見ものです。



ウルトラワイドディスプレイはそれだけで写真映えもするように感じるので最終どうするかはわからないけれど、”未来のデスク環境”にできるかどうか期待している感じ。



小さい文字の見え方と眼精疲労が気になるポイント。 いやしかし楽しみである。
2024年初頭、導入費用を抑えられる新たな購入オプションが登場
- Visor 4K : 399.99ドル + 月額39.99ドル(メンバーシップ 24か月契約)
- Visor 4K Founder’s Edition : 699.99ドル + 月額39.99ドル(メンバーシップ 24か月契約)
本体価格を大幅に抑えて、メンバーシップとして月額費用を徴収するプランも登場しました。
Visor Plus Membership の内容
- 大幅に割引された前払い価格でVisor本体を提供
- キュレーター プロフェッショナル AI アシスタント (ベータ版)
- VIPコワーキングスペース
- カスタマイズ可能な 3D ワークスペース
- プレミアム環境
- 4 人の共同作業者 (画面共有、ホワイトボードなど)
- 3 時間の延長バッテリー アップグレード
- 標準保証(メンバーシップが有効な間)
- バイザーアクセサリーの割引
- 優先サポート
- 優先下取りプログラム
- 数年以内に Visor 2 が発表されると、損傷していない Visor 1 デバイスを割引価格で下取りに出すことができます。これは、カスタム IPD バイザーを個別に再販するのが難しいという顧客の懸念を解消するのに役立ちます。
- Visor公式サイトを引用、Google翻訳を利用
他社製デバイスに対抗するためか、最初に必要な金額を抑えて導入しやすくするためか、新しい購入オプションは「初期費用 + 月額のサブスクタイプ」の購入プランとなっています。
実質的には「初期費用を安くした特典付きの分割払い」ですね。
Visor 4K Founder’s Edition を予約購入している身としては微妙な気持ちではありますが、購入ユーザーが増えて開発を支えてもらえるとありがたい気持ちです。
23MピクセルのApple Vision Pro が米国で発売されましたが、Visor 4K は 27Mピクセルという高精細さで文字が読みやすそう。さらに Vision Pro は約650gという重さに対し Visor 4K は約200gということでこの軽さも気になるところ。
「Apple Vison Pro の半分以下の価格で、PC作業向けの実用性は上」を売り文句としています。
そんな変に比べなくても・・・とは感じましたが、とにかく早く開発を進めてリリースしてほしい気持ちでいっぱいです。



Founder’s Edition は標準の Visor 4K よりも 6か月早く出荷で 2024年10月に発送開始。早く使ってみたい!
Visor を予約購入、とっても楽しみです


こんな感じで今回はサングラス型XRデバイス「Visor 4K」を予約購入していて楽しみということを綴ってみました。
作業環境を大きく変化できるか否か、常用できたら変わるし常用まではできなくても割と大きめの変化が起きる気がしています。
いやぁ楽しみだ。
そろそろ自分も作業環境を VR/AR へ移行してみたいという方は、片目4K画質の Visor や Immersed をチェックしてみてね。
予約購入後、顔のスキャンデータのやり取りを始めるまではキャンセルもできるみたいです。
気になったらとりあえず予約というのも有りかなと。